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「屁放〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

屁放の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
初昔……」 と、受けると、老人はますますわが意を得たらしく、おもしろおかしく放屁放歌を続けたが、やがて昂奮の余り、いきなりおいおいと声をあげて泣きだし、 「あ....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
、お侍さんの方でおならを致したので」 乙「へえ」 丙「幇間は口が悪いもんですから屁放り侍と云ったので、侍が後へ帰って来て、何だ出もの腫れものだ、したら何うした、....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
よ」 早「成程……お前の側を離れ申さず候か、成程情合だね」 久「えゝ、虻蚊|馬蠅屁放虫」 早「虻蚊馬蠅屁放虫」 久「取着かれたら因果、晩げえ私を松虫なら」 早「....
十二支考」より 著者:南方熊楠
官|歿《ぼっ》せし年と。第三婦言う雪多く降った年と。第四婦ここにおいて妾は某生が屁放った年生まれたと明言するのが自分の名だったから、その人これじゃとてもわが臭名....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
た時には、俺は死ぬほどおかしかったぞ」 「うん。俺もマチットで我慢しとった屁をば屁放り出すところじゃった。あん時ばっかりは……」 「花嫁御も娘御も泣きござったな....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
かような虫の本能の丸出しで、俗諺にいう弱虫、蛆虫、米喰虫、泣虫、血吸虫、雪隠虫、屁放虫、ゲジゲジ野郎、ボーフラ野郎なぞいう言葉は、こうした虫ケラ時代の心理の遺伝....