居ても立っても居られない[語句情報] » 居ても立っても居られない

「居ても立っても居られない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

居ても立っても居られないの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
工場細胞」より 著者:小林多喜二
ラリと見たと思った……。 河田がどんなに待っているだろう。あの「二階」で河田は居ても立っても居られないで、待っているだろう。――だが、森本は一体今日のこの素晴....
栄蔵の死」より 著者:宮本百合子
うと思うと、他人に知られずにすむべき内輪の恥がパッと世間に拡がった様な気がして、居ても立っても居られない様になった。 早速、その返事のかわりに、 あんな事を....
お久美さんと其の周囲」より 著者:宮本百合子
ポコポコと立つ砂煙りの中に走って来るのを見つけるまでの間は、お久美さんにとっては居ても立っても居られない苦しい時の歩みであった。 三つのチョコチョコと動いて来....
つぼみ」より 著者:宮本百合子
。こんな一寸した下らない事で又私の頭はごっちゃごっちゃにかきまわされてしまった。居ても立っても居られない。 私は柱にドスンドスンと体をぶっつけながら涙をこぼし....
不在地主」より 著者:小林多喜二
き飽きする程同じ調子で、三日も四日も続いた。五日目になると、小作はあわて出した。居ても立っても居られない。どこの家でも百姓が軒下に立って、グジョグジョに腐りかけ....