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居待
「居待〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
居待の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
、足早に寄って行った。 その人影は家の角を廻った。 「ははあ角口に隠れていて、
居待ち討ちにしようというのだな」 葉之助は用心した。足音を忍んで角まで行った。....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
た片袖の背後《うしろ》へ、右手の刀を隠したが、自然と姿勢が斜めになる、鐘巻流での
居待《いま》ち懸《が》け、すなわち「罅這《こばい》」の構えである。 「来い!」と....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
上旬、潤年の順におくれた十三夜の、それも四日ばかり過ぎた日の事であった。 ――
居待月である。 一杯飲んでいる内には、木賊刈るという歌のまま、研かれ出づる秋の....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
方から手出ししたら幸い、遠慮はいらねえ叩き潰してしまえ! ……それまではこっちは
居待懸け! おちついていろおちついていろ!」 「合点でえ」と赤尾の一党、鳴を静め....