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居留民
「居留民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
居留民の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
彼等は、誰かからそういう心配をするように暗示された。彼等はそのことのために、
居留民団で会議を開いた。二人の選ばれたものが、領事館へ陳情に出かけた。小金をため....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
町々を回って歩くのは、町内のものが各自に組織した自警団と、外国軍艦から上陸させた
居留民保護の一隊とがあるだけだった。西国諸藩の兵士で勤王のために上京するもの、京....
「安重根」より 著者:谷譲次
護境軍団代表ヒョウドロフ大佐、他二三の露国文武官。ハルビン総領事川上俊彦、日本人
居留民会会長河井松之助、満鉄代理店日満商会主、他二三。日露人すべて礼装。 一同が....
「明日の言葉」より 著者:宮本百合子
る。軍人は戦い、そして勝たなければならないという明瞭な目的によって貫かれている。
居留民はそこにおける地位、財産を守ろうとする一致した目標をもってがんばっている。....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
具合に話しがうまく続くのである。 軍部のこの監視振りは併し、上海に於ける日本人
居留民にそのまま反映した。民団各路連合会では緊急会議を招集して当局(即ち外務当局....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
具合に話しがうまく続くのである。 軍部のこの監視振りは併し、上海に於ける日本人
居留民にそのまま反映している。民団各路連合会では緊急会議を招集して当局(即ち外務....
「穴」より 著者:黒島伝治
れとるじゃないか。」 「どれ/\。」 局へ内地の新聞を読みに来ている、二三人の
居留民が、好奇心に眼を光らせて受付の方へやって来た。 三十歳をすぎている小使は....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
もわからぬ混迷に陥っていった。 彼の軍隊は、連戦連勝で、いたるところのイギリス
居留民に歓呼をもって迎えられた。彼はレインスタアから、ムンスタアに入城した――く....