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居直り強盗
「居直り強盗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
居直り強盗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
なる尚兵館の、あの高大之進の一派と呼応して、江戸の巷にこけ猿を物色しているのだ。
居直り強盗というのはあるが、これは、居なおり婿のとりまきである。
あくまでも萩....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
いゝか、迷ったほどだ。そして私は信じるよりも、えゝ、どうせバカのついでだ、という
居直り強盗の心境になった。 私はそこで、すり寄って、ヤス子の肩をやわらかくだい....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
ふかく死蔵されてしまった今日となって、銀貨の品質に文句をつけて「贋貨」というのは
居直り強盗というものである。 その先頭に英国公使パークスが立っていた。 他方....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
て、障子をあける。照らしだされた板の間の、ねずみおとしの中に動くもの──なんだか
居直り強盗にでも向かうような気がした。火を近づけると、ねずみはあわてだした。あわ....