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「屈折率〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

屈折率の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惰眠洞妄語」より 著者:辻潤
れんが時々きこえて来る。それには恐ろしい東北の訛がある。それは詩人の無声慟哭だ。屈折率、くらかけの雪、丘の幻惑、カーバイト倉庫、コバルト山地、霧とマッチ、電線工....
透明猫」より 著者:海野十三
からである。 博士の研究は、肉体の透明化にあった。からだを、空気と同じ反射率、屈折率《くっせつりつ》をもたせることにあった。博士は、かびの一種が、そういうこと....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の表面に沿って光線の屈曲するのは、温度分布の関係から視線の上と下とで空気の密度と屈折率の差違のあるために生ずる現象であるが、光を運ぶエーテルの場合にはその密度や....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
正しく解説されていたように思う。すなわち、人間の肉も骨も血もいっさいの組成物質の屈折率をほぼ空気の屈折率と同一にすれば不可視になるというのである。びん入りの動物....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
板を水の中につけてみる。と、こんどは前の場合よりずっと見えにくくなる。これは水の屈折率が硝子の屈折率とほとんど同じだから、光は硝子板をまっすぐに通りすぎる。そこ....
「茶碗の湯」のことなど」より 著者:中谷宇吉郎
れているのである。 こういう液体の中へ光がはいって行く場合を考えて見ると、光の屈折率は水の温度によって異《ことな》るので、ある部分は丁度レンズのような作用をし....