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屈請
「屈請〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屈請の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、おのおの、今日は御老女の思召《おぼしめ》しと、我々の希望とにより、慢心和尚を
屈請《くっしょう》して、一席の説教を聴聞致す次第でござるが、和尚は、今日、甲州の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ころの慢心和尚という坊主を、役者と見ている。あの災難の後、父がわざわざあの坊主を
屈請《くっしょう》して、施行と供養を催して、自他の良心を欺かんとしたあの唾棄すべ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
勿体ないから人を集めて見よう。 そこで大原の立禅寺《りゅうぜんじ》に法然上人を
屈請《くっしょう》した。元の天台の座主顕真僧正は、この法門はわれ一人のみ聴聞すべ....
「とと屋禅譚」より 著者:岡本かの子
―一人の腹だ、そうは入らんよ」 五 国太郎が、この僧を自宅に
屈請して教えを乞うたのは勿論である。 この僧は後に明治の高僧となった。....