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屋戸
「屋戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屋戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
用したとも考えられます。また私の考えでは『万葉集』巻十一の、 我背児爾吾恋居者吾
屋戸之草佐倍思浦乾来《ワガセコニワガコヒヲレバワガヤドノクササヘオモヒウラガレニ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、後賢の判断を俟っている。 ○ 君待つと吾が恋ひ居れば吾が
屋戸の簾うごかし秋の風吹く 〔巻四・四八八〕 額田王 額田王が近江天皇(天智天....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
終に止むなく勘文一通を造りなして、其の名を立正安国論と号す。文応元年七月十六日、
屋戸野入道に付して、古最明寺入道殿に進め了んぬ。これ偏に国土の恩を報ぜん為めなり....
「古事記」より 著者:太安万侶
と》をついて死んでしまいました。そこで天照らす大神もこれを嫌つて、天《あめ》の岩
屋戸《いわやと》をあけて中にお隱れになりました。それですから天がまつくらになり、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
れどそのままなんの変ったこともなく、どこかで寝ぼけ鶯が一ト声啼いたのと、そこの水
屋戸がガタと鳴って、山の冷気がすうと、内へ通った気がしたにすぎなかった。 「たれ....