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屋職
「屋職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屋職の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
同様で益《やく》に立たんから、死んで生れ替って今度は善人に成れ、汝《われ》は下駄
屋職人だそうだが、下駄を削って生計《くらし》を立てゝも其の日/\に困り、どうか旦....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
っている……」 「コロリで死んだ大工の年造、それから煙草屋の大吉、そのほかに仕立
屋職人の甚蔵、笊《ざる》屋の六兵衛……。甚蔵と六兵衛には女房子《にょうぼこ》があ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
か意外に思いました。金蔵は本石町の鐘撞堂の近所の裏店《うらだな》に住んでいた屋根
屋職人で、酒と女の道楽からとうとう無宿者になってしまって、江戸の隅々をころげ廻っ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ないので、お豊は更にお紋の母と相談の上で、谷中まで出て行った。そこに住んでいる石
屋職人の千吉というのはお豊の叔父にあたるので、彼女は仔細をあかして死骸の始末をた....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
に北条の石屋で俵という人がありますが、この人は石屋に似合わず感心な人で、ざらの石
屋職人と違い、石でも一つ本当に彫刻らしいものを彫って見たいといろいろ苦心している....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
伏したものであった。しかし、御新開の江戸へ遽に流れて来て、荒い土をこねている左官
屋職人は、こてをうごかしながら鼻で笑った。 「なんだって。――変なばばあが、なに....
「野槌の百」より 著者:吉川英治
と笑い消した。 鬢太に火傷ッ禿の一つもあるか、額に向う傷でも持たなければ、鍛冶
屋職人らしくないが、百は、その鍛冶職でいて、ひどく、無垢な、悪摺れの見えない男だ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
胸を指して、いうのである。 しかし、いつとはなく、この風変りな僧は、もと塗師
屋職人で半さんといい、道楽という道楽はし尽したあげく、吉原の花魁と心中し損ね、日....