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展望台
「展望台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
展望台の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「間諜座事件」より 著者:海野十三
秋子 ●第四景・琵琶湖畔 薬売 鴨川 布助 ●第五景・山賊邸
展望台 首領 鴨川 布助 ●第六景・奈良井遊廓 花魁初菊 鴨川 布助 ....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
、左の屋根に下る。ガレ道の下りなかなか困難、数時間にして前穂高着(地図の穂高)。
展望台の壊れたるあり、三角点にて万歳三唱、名刺を置き、名刺入の缶の中を見れば矢沢....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る。美わしいが、寂しい。
今日はさびしい日である。
(大正元年 十月二十八日)
展望台に上りて
上
余の書窓から西に眺むる甲斐の山脈を破して....
「銀座アルプス」より 著者:寺田寅彦
富士や房総の山も見える日があろう。ついでに屋上さらに三四百尺の鉄塔を建てて頂上に
展望台を作るといいと思う。その側面を広告塔にすれば気球広告よりも有効で、その料金....
「海底都市」より 著者:海野十三
で、わけがわからないね」 と、僕はとうとう、さじをなげてしまった。 海中
展望台 タクマ少年のいうとおりになって、僕はいくども動く道路をのりかえ、どんど....
「火星探険」より 著者:海野十三
いうものの、たった三階しかなく、各階とも部屋の広さは五メートル平方ぐらい、屋上が
展望台になって居て、柱に例の赤三角のついた旗がひるがえっていた。見渡すかぎり雑草....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
宇宙を飛んでいるのか、それとも地下の一室で暮しているのか、はっきりしない。せめて
展望台に立って、大きな月でも見たら、宇宙を飛んでいるのだと分るだろう」 「艇長は....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
頭が優れているのか、眼が高いか、いやどっちの大臣の椅子の方が高いかを知るべきだ。
展望台がどこにあるかが判った以上、之に登って下々の人民共の世界を観望すればよいわ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ルの入り口の赤い灯のまわりを見まわしたのち、その赤い灯の鉄梯子をつたって、頂上の
展望台に登りました。それからまた降りて来て、そこまで駈けて戻りましたが、どうも気....
「エトナ」より 著者:野上豊一郎
ていたことは推定される。 三 ギリシア劇場の位置は、タオルミーナ第一の
展望台となってるほど勝れたもので、殊に座席の最上列に立つと、実地を見ない人には到....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
から左の腕へと移して、安楽な姿勢をとった。そして、客の食べたり飲んだりするのを、
展望台か望楼からでもするように見下しながら、立っていた。あらゆる時代における給仕....
「野萩」より 著者:久生十蘭
段をあがらせられたのには弱ったけど、あの景色だけは、いまでも忘れない」 「四階の
展望台《カンパニエール》で、ポンポンと拍手を打って、お日さま拝みだしたのは、えら....
「決闘場」より 著者:岡本かの子
、詩人バイロン卿や名宰相ピットの家、初期の英国議会を爆破しようとしたガイホークが
展望台と定めたパーリアメント・ヒルなどと共に、由緒古跡に富むロンドン北郊の歴史的....
「ユモレスク」より 著者:久生十蘭
降りてから階段をあがるのは弱ったけど、あの景色だけはいまでも忘れない」 「四階の
展望台《カンパニエール》でポンポンと拍手を打ってお日さま拝みだしたのはえらかった....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
眤と瞳の底に烙き付けて置く必要がある。この見地から農商務省出版の甲府図幅を拡げ、
展望台として恰好と思われる山を物色して二つを選み出した、一は河口湖の東北に在る毛....