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「属音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

属音の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
巡査辞職」より 著者:夢野久作
《のち》、小高い深良屋敷を囲む木立の間から眩しい窓明りと共に、朗らかなラジオの金属音が、国道添いの村の方へ流れ落ち初めたのであった。 「イッチのラジオが、やっと....
反逆」より 著者:矢田津世子
がした。満身の力を集中して、それを踏みつけた、蹴った、叩きつけた。ガアン。鈍い金属音を発してそれはオルガンをしたたか打った。 「ああああああ」 戸口の蒼い顔が....
超人間X号」より 著者:海野十三
《ロボット》は、階段をおりきると、谷博士と五人の少年がかたまっているところへ、金属音《きんぞくおん》の足音をひびかせながら近づいた。 少年たちは、目を丸くして....
火星兵団」より 著者:海野十三
つかと、その魚雷のお尻のようなもののそばによると、その下にしゃがんで、しきりに金属音を立てていたが、やがて先生に、 「さあ、こっちへ来い。頭を打たないように気を....
人造人間事件」より 著者:海野十三
おお大変だ。人造人間が動きだしたぞ」 「こっちへどいた」 ガチャンガチャンと金属音を発して、人造人間は函の中から一歩外に出た。まるで魂が入ったもののようであっ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ピストルをかざして、わーっと室内へおどりこんだ。 はげしい銃声。 響き鳴る金属音。 地獄の中のような乱闘と悲鳴。 いかに印度志士が慓悍であるとはいえ、十....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
重のすぐ隣がよく繁昌しているパチンコ屋であった。あの旺んなザラザラ、ガチャンの金属音と、客呼びのメガホーンや電蓄の喚きなど、神戸中の騒音をカン詰にして爆発しつづ....