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屠場
「屠場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屠場の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
かして満洲の果まで響き渡った時、日人と露人ははっと応《こた》えて百里に余る一大|
屠場《とじょう》を朔北《さくほく》の野《や》に開いた。すると渺々《びょうびょう》....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
には一頭の豚を入れた大きな箱も置いてあった。この庭は低い黒塗りの板塀を境にして、
屠場に続いている。 屠牛の二 黒い外套に鳥打帽を冠った獣医が入って来....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
戯するに比しあれど、ロメーンズの『動物智慧編《アニマル・インテリゼンス》』に牛が
屠場に入りて、他の牛の殺され剥《は》がるる次第を目撃し、仔細を理解して恐懼《きょ....