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層塔
「層塔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
層塔の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「倫敦塔」より 著者:夏目漱石
》の歴史である。十四世紀の後半にエドワード三世の建立《こんりゅう》にかかるこの三
層塔の一階室に入《い》るものはその入るの瞬間において、百代の遺恨《いこん》を結晶....
「観画談」より 著者:幸田露伴
の彼方には翠色悦ぶべき遠山が見えている、その手前には丘陵が起伏している、その間に
層塔もあれば高閤もあり、黒ずんだ欝樹が蔽うた岨もあれば、明るい花に埋められた谷も....
「ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
何千年か昔のことでもあり、また、毎日の出来事でもあるのだ。 が、この雄壮な無限
層塔の頂きには、ばびろにあと、アッシリアと、埃及《エジプト》と、羅馬《ローマ》と....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
築史上の大変革といわなくてはならぬ。このときにインドの stupa がシナ式の重
層塔婆となったのであるが、それは逆にいえばシナ式の層楼がインドの風たる浮図として....