屯営[語句情報] »
屯営
「屯営〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屯営の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
して日々|桂川に釣りを垂れ、幕府方や会津桑名の動静を探っては天龍寺にある長州軍の
屯営に通知する役を勤めた。その戦さが長州方の敗退に終わった時、巣内式部ら数十人の....
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
の前に駱駝《らくだ》一二頭、置き物のごとく坐る。この下手の立樹の間より、軍団の大
屯営へ通ずるこころ。正面|成吉思汗《ジンギスカン》の天幕《ユルタ》の外に、竿頭に....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
先にある某地点、この谷川の水が丑寅《うしとら》の方向に転ずるところ、そこが第二の
屯営《とんえい》であろう。ひそかに大野順平は自分の胸にそう期していた。即ち、そこ....
「映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
って隊員の忍苦の長い時間的経過を味わうことができる。 バードが極飛行から無事に
屯営に帰って来たのを皆が狂喜して迎え、機上から人々の肩の上にかつぎ上げて連れてく....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
出しあっていた。そこにはまた交通巡査のように冷静な猶太人の給仕長があった。通路に
屯営して卓子の空くのを狙っている伊太利人の家族|伴れがあった。そのなかの娘は待っ....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
たのであった。 第十九章 ジム・ホーキンズが再び始めた物語 柵壁内の
屯営 べン・ガンは旗を見るや否や立ち停り、私の腕を掴んでひき止め、腰を下した。....
「三国志」より 著者:吉川英治
の船かっ」と、一隊の兵にすぐ発見され、すぐ船を出た七名の代表者は、そのまま彼らの
屯営へ拉致されて行った。 番兵はみな関羽の麾下である。この象山には例の烽火台が....