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屯田兵
「屯田兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屯田兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、さして上古のものはなかったけれども、小型のモルガルテン戦争当時の放射式投石機、
屯田兵常備の乗入|梯子、支那元代投火機のようなやや型の大きい戦機に類するものから....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
かつのほかはなかった。 試みに、この戦争に参加した陸軍軍人およそ五万二百余人、
屯田兵六百余、巡査隊一万千余人、軍艦十四隻、海軍兵員およそ二千百余人と想像して見....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
民であればなおのこと――あなた方はちがいますよ、先ずサッポロを中心に、兵農兼備の
屯田兵《とんでんへい》を養わねばなりません、ご承知でしょうか――国内で争っている....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のおの両岸の法螺の鳴っている根拠を目指して集まり寄るのは、非常召集の合図を聞いた
屯田兵《とんでんへい》のようです。
「これは存外、事が重大になりそうだわい」
....
「望郷」より 著者:服部之総
れたが、その感銘はこの路線だった。 維新政府が大きく分裂した明治七年から士族|
屯田兵《とんでんへい》制度を布いたのは、七年前「官軍」の主力となった西部諸藩から....
「三国志」より 著者:吉川英治
無為にとどまっていなかった。その間に、食糧問題の解決と、占領地の宣撫にかかった。
屯田兵制度をつくり、兵をして田を作らせ、放牧に努めさせた。けれどその
屯田兵は、す....