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屯集
「屯集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屯集の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、駿河の諸大名まで皆そのお書付を受けた。それはかなり厳重な内容のもので、筑波辺に
屯集した賊徒どものうち甲州路または中仙道方面へ多人数の脱走者が落ち行くやに相聞こ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
まれて行ったことがわかった。それらの百姓仲間は中津川の宿はずれや駒場村の入り口に
屯集し、中津川大橋の辺から落合の宿へかけては大変な事になって、そのために宿々村々....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
絶《はなは》だ長大、常に田を暴らす、年に二、三十万あり、国中春起ちて以後、甲兵を
屯集し猿と戦う、歳に数万殺すといえども、その巣穴を尽くす能わず〉。アストレイの『....
「掠奪した短刀」より 著者:田中貢太郎
元年七月二十七日、当時土佐の藩獄に繋がれていた武市瑞山を釈放さすために、野根山に
屯集した清岡道之助一派の義挙に加わろうとしたが、時期を失して目的を達することがで....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
濃に出で、次で北陸に道を転じてここまで来た天狗党の残党約八百人が、既に十日ほども
屯集している山中。 その本営から少し離れた台地。ここは山の風陰になっていると見え....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。その組織全く軍制に倣い、群を成し隊を成し、将あり佐あり、あるいは行軍しあるいは
屯集し、もって布教伝道をなす。実に異風というべし。当時、その隊中に加名するもの三....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
出で、ついで北陸に道を転じてここまで来た天狗党の残党約八百人が、すでに十日ほども
屯集している山中。 その本営から少し離れた台地。ここは山の風蔭になっていると見....