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山井
「山井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山井の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ぼうじん》常子にいずれも深い同情を表《ひょう》した。
同仁《どうじん》病院長|
山井博士《やまいはかせ》の診断《しんだん》に従えば、半三郎の死因は脳溢血《のうい....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
大冒険……といったような問題を、心の中でくり返しくり返し考えながら……。 無間
山井遷寺は聞きしにまさる雄大な荒廃寺であった。星明りに透かしてみると墓原らしい処....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の在郷へ公より鷹の餌に入るとて、犬を郷中へささ(課)れけるという物語あり。『続|
山井《やまのい》』、 鷹の峯のつち餌になるな犬桜 宗房 しゝ食うたむく犬....
「余録(一九二四年より)」より 著者:宮本百合子
三日、六條左大臣、粟田右大臣、桃園中納言保光卿は、三人とも五月八日一度に死んだ。
山井大納言は六月十一日に亡き人となった。斯那ことは又となかろう。大臣公卿が七八人....
「忘恩」より 著者:田中貢太郎
中へ陥ちて往った。水の少いその山畑を作る人の掘ったものであろう、二丈余りある深い
山井戸であった。大塚は驚いて微暗い穴の中を見廻した。幸いにしてこぼれ土のために水....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
るのだが、この種類の一代表として選んだのである。参考歌に、「安積香山影さへ見ゆる
山井の浅き心を吾が念はなくに」(巻十六・三八〇七)がある。 ....
「越後獅子」より 著者:羽志主水
骨を折って、多少高圧的に詰問もしたが、どうも手答が無い。 其処へ、検事局から、
山井《やまい》検事が、書記を連れて、出張して来た。 (五) 中肉中背....
「申訳」より 著者:永井荷風
っていたに相違はない。 カッフェープランタンの創設せられた当初、僕は一夕生田葵
山井上唖々の二友と共に、有楽座の女優と新橋の妓とを伴って其のカッフェーに立寄った....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
(治)は青屋四郎兵衛の子の大太夫を小姓に使ったが為に滅んだのだとか、長春の小姓の
山井図書は大酒飲みであったが、青屋にかたぎぬ修理という侍は、青屋太郎右衛門の娘を....