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「山号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山号の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て見ると、道庵先生は戸惑いをして、このところへのたり着いたのではなく、たしかに、山号までも心得て、この寺を目的にやって来たもので、 「それは、それは」 改めて....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
代の小勝は江戸時代であるが、声色《こわいろ》に長じ、尾上小勝であったと聞く)の「山号寺号」が載っていてそのまくらに、これははじめから団扇のことにして、 「花鳥を....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
を思うと、ここの石城山神護寺も、もとは「コウゴジ」と読んで、所謂石城たる神籠石を山号寺号に因んだものかもしれない。 周防石城山神籠石周辺地図 神護寺は維新前に....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
。 午前上陸、正金銀行支店および郵船会社支店を訪問して帰船す。当夕九時、英船仏山号に移りてカントンに向かう。ホンコンの夜景は海上より一見するに、全市万灯中にう....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
在の熊本にある細川家菩提所の泰勝寺を開いてその一世となったのである。 泰勝寺の山号はいうまでもなく、細川家の中祖細川|藤孝(幽斎)の泰勝院徹宗玄旨の法名から取....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
都へ送られ、仏師の彫刀に刻まれたらしい史証もあるとか。で、観心寺には、檜ノ尾山の山号もある。 菊水紋の話になる。 楠木家の菊水ノ紋については、郷土の間でも、....