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山型
「山型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山型の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
か支度をしていた鼈四郎は、襖を開けて陶器鍋のかかった焜炉を持ち出した。白いものの
山型に盛られている壺と、茶色の塊が入っている鉢と白いものの横っている皿と香のもの....
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
が――真鍮製の手燭が現われた。それは、直径五寸ばかりの鉢型をしたもので、堆状の火
山型をした残蝋が鉄芯の受金を火口底のようにして盛り上っている。そして、その間から....
「ジャーナリズム雑感」より 著者:寺田寅彦
載したほうがかえって清新の趣を添えることになるかもしれない。毎日繰り返される三原
山型の記事にはとうの昔にかびがはえているが、たまに眼をさらす古典には千年を経ても....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ているが、何れも左右の楔状骨に迄達している。そして、流血が腫起した周囲を塗って火
山型に盛り上り凝結している所は、宛ら桜実を載せた氷菓そっくりであるが、それ以外に....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
。 終りに鹿児島辺で見られる馬具についても言い添えるべきでありましょう。前後が
山型をした珍らしい鞍で、多くはこれを朱塗にし、上に金具の飾りを沢山あしらいます。....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
もので、正式な名はなく一般に「電球包み紙」といわれていた。しかしこれは一枚の紙を
山型のジグザグに縮ませただけで、ほとんど弾力性はなく、押えればぺしゃんこになって....