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「山岳会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山岳会の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
、この人は森林国の独逸人だけあって、森林を愛することは、祖国のようである、独逸の山岳会員で、二十年間登山をしているのだそうで、四十三歳になるが、いまだに無妻でい....
高山の雪」より 著者:小島烏水
、山岳研究ということが、欧洲より米国に、また日本に伝わって来て、諸々の文明国は、山岳会を有するに至った。何故ならば、山岳は百般の自然現象を、ほぼ面積の大なる垂直....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
山脈、北は濃飛高原からかけて、飛騨山脈に至るまで、参謀本部の陸地測量部員や、日本山岳会会員によって、縦走せられて、前人未踏などいう聖地も、処女の森林も、先ず絶無....
単独行」より 著者:加藤文太郎
に照らされ嬉しそうにしているではありませんか。私は万歳を三唱しました。そして神戸山岳会員加藤文太郎と書いた小さい杭を打込みました。大海の南の尾根は遠く延びて兵庫....
槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
って、小さな木像一個と、青|※びた小指ぐらいな銅像が三個、嵌め込まれている、日本山岳会員の名刺が三枚ほど蔵われている、冠松次郎氏、中村有一氏、加山龍之助氏などで....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
富士を下りてから八ヶ岳に向った。まだ夜の明け切らぬうち、甲府で汽車を捨てた。甲斐山岳会長若尾金造氏が待ち受けて、一とまず常磐町の同氏邸宅前まで、自動車で伴い行か....
平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
称するのやも知らなかった。 それから俗事に妨げられて二、三年を過ぎた、間もなく山岳会が設立された、自分は二度ほどこの山の登攀を思い立って、その登山口と想わるる....
越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
攀冒険談」なる、昨四十年七月末『富山日報』に出でたる切抜を郵送せられ、かつ「先日山岳会第一大会に列席して諸先輩の講演、殊に志村氏の日本アルプスの話など、承わり、....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
新しいので我慢も出来よう。主人はやって来て「小島サンもこの室に御泊でした、この夏山岳会の大勢の御方の時は、ここと隣りの部屋とにおられました」と語る。親しい友の、....
火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
うに)。第三にレイニーア山や、その属する所のキャスケード山脈を主として、探検する山岳会には、「マザマ」(ポートランド市)があり、「マウンティニーア」(シアトル市....
利尻山とその植物」より 著者:牧野富太郎
好機会がないので、思いながら久しく目的を達することが出来なかった、然《しか》るに山岳会の会員中で高山植物の採集と培養に熱心な加藤泰秋子爵が、この山の採集を思い立....