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「山役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山役の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
第二の葛籠笠 斬り傷、金創の入湯客が多い。 自然、人別あらための山役人の眼がきびしい。 山奥ながら、宿屋とあれば、藤屋も宿帳を一冊備えて、――....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
の一つでもあった。 で賄賂請託が到る所から到来した。それに密かに佐渡の金山の、山役人と結托をしていた。で美作は暴富であった。そうして美作はその暴富を、巧妙に活....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
らぬものなれども、一冊拝呈仕候。此戦役の前半、即ち第二軍に於ける兵站衛生作業、南山役、得利寺役(大石橋、蓋平小戦)、遼陽戦なれども、此分を記すと云ひし軍医先年病....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
コン) 住職 Incumbent(インカムベント) 僧長 Dean(デーン) 本山役僧 Canon(カノン) 総住職 Rector(レクター) 本住職 Vica....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の附近に散在しているのは、つるぎ山を見廻る小者小屋や、土佐境の関所へ交代してゆく山役人の溜りなどである。 陣屋門みたいなそこの出入り口へ、今、足を引きずって来....
増長天王」より 著者:吉川英治
かつて見ない色鍋島の神品。さらに、焼きの上がりも無類であった。 鍋島肥前守は、山役人から、その欣ばしい報らせをうけると、直ちに、久米一|助命の急使を走らせた。....