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山本
「山本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
》もいっしょか。」
「はい。坊ちゃんとごいっしょに。」
「伜《せがれ》は。」
「
山本様へいらっしゃいました。」
家内は皆、留守である。彼はちょいと、失望に似た....
「文放古」より 著者:芥川竜之介
かく教育のある青年らしいの。顔もちょっと見た所はクライスラアに似ているわね。この
山本って人は感心に社会問題の研究をしているんですって。けれど芸術だの哲学だのには....
「三右衛門の罪」より 著者:芥川竜之介
「何じゃ、それは?」
「四日ほど前のことでございまする。御指南番《ごしなんばん》
山本小左衛門殿《やまもとこざえもんどの》の道場に納会《のうかい》の試合がございま....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
主義の祭である。不可解なる荘厳の儀式である。何の為に熱狂したのかは「改造」社主の
山本氏さえ知らない。
すると偉大なる神秘主義者はスウエデンボルグだのベエメだの....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
日の朝、かの深川の寅吉という船頭が何者にか殺害されたことである。浄心寺のうしろは
山本町で、その
山本町から三好町の材木置場へ通うところに小さな橋がある。寅吉の死骸....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
。そしてこの三輪神社の裏の森の中で、とうとう来なければならないことが来た。校長の
山本少佐が、全生徒に半円を画かせて、厳かに僕に対する懲罰の宣告を下した。罰は、重....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
兵に使われたことがあつた。 そのときの伊藤の話によると、雑兵をやつていて中車の
山本勘助に追いこまれるのであるが、中車にカツとにらまれると本当にこわくなつて思わ....
「月世界跋渉記」より 著者:江見水蔭
かないので、博士も遂に承諾して一行の中に加えたのだ。それから助手というのは一人は
山本広、一人は卯山飛達といって、ともに博士の手足となって数年来この事業のために尽....
「三人の師」より 著者:上村松園
加藤英舟 池田遙邨 八田高容 森 月城 大村広陽 神原苔山 東原方僊 三木翠山
山本紅雲 「栖鳳先生の偉大さは?」 と訊かれたら、以上の門下の名前を挙げればよ....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
きな|○をかけた一条がある。 ○浅草新堀にて幽霊に行逢う事 曰く、ここに武家、
山本|氏某若かりし頃、兄の家に養わる、すなわち用なき部屋|住の次男。五月雨のつれ....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
好める人の指を風呂敷の上に加うるを要す、云云。 このごろ宮城県|伊具郡川張村、
山本氏より寄せられたる報知によるに、該地に行わるるところの仕方は、大いに他の地方....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
らめ」やイグノランスを破壊すべく常に揮われたのである。 誰やらが二葉亭を評して
山本|権兵衛を小説家にしたような男だといった。海軍問題以来
山本伯の相場は大分下落....
「古事記」より 著者:太安万侶
。そこで大勢の神が怒つて、大國主の命を殺そうと相談して伯耆《ほうき》の國のテマの
山本に行つて言いますには、「この山には赤い猪《いのしし》がいる。わたしたちが追い....
「青い風呂敷包」より 著者:大倉燁子
ないんだから――」と云った。見るとそれは止宿人の一人で、私立探偵として評判のいい
山本桂一という初子のパトロンであった。彼は旅行先から今帰ったばかり、玄関を上ると....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
気どりだった。商売仲間のなかにも一、二の遊び友だちもできた。 私は鳥居商店から
山本峰一の店へ移っていたが、遊び仲間の一人が店の金を使い込み、私が自分の店の金で....