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山相
「山相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山相の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
それで、白足袋でお練でしょう。もう五にもなって真白でしょう、顔はむらになる……奥
山相当で、煤けた行燈の影へ横向きに手を支いて、肩で挨拶をして出るんなら可いけれど....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
くは通るまい。そうかといって、大神楽師にしては、この連中、品格があり過ぎる。家相
山相を見ることに敏感な七兵衛は、また人相を見ることにも敏感なのは、商売柄ぜひもあ....
「雪の宿り」より 著者:神西清
かれこれ巽の刻でもございましたろうか。さしも京洛第一の輪奐の美を謳われました万年
山相国の巨刹も悉く焼け落ち、残るは七重の塔が一基さびしく焼野原に聳え立っているの....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
山という山がある。ええか、生駒山、生ける駒、馬と書く」
「生駒ね、はい」
「その
山相、山の姿、山の形だの、それが、この頂上の四明に、よく似ている。わしが、牧に、....
「法然行伝」より 著者:中里介山
たけれども、叡慮お許しがなかった。しかし上皇が或る夢を御覧になったことがあり、中
山相国(頼実)もさまざまに歎いて門弟のあやまちをもって咎を師範に及ぼすことの計り....