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「山系〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山系の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
の細い線を有《も》って、しかもレンズのように透明である、片麻岩系の最大露出、赤石山系にも見たことのない美しさである、瞬いたのは夕の星の沈んだのか、光っているのは....
「上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
神秘なる扉を開かれたのである。 これを日本アルプスの他の山岳と比較すると、赤石山系の最高点、白峰の北岳などは、標高三千百九十二｜米突《メートル》を有して、高さ....
「富士」より 著者:岡本かの子
の山は北の方から南へ向けて走る大きな山脈の、脈端には違いないのだが、繋がる脈絡の山系はあまりに低いので、広い野に突禿《とつとく》として擡《もた》げ出された独立の....
「高山の雪」より 著者:小島烏水
結果になる、日本アルプスを仮に最北を白馬岳から、最南を富士山より少しく以南（赤石山系の最南端は低いから除いて）までとすれば、おそらく雪線高低の差は、三百米突以上....
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
、火山岩に次ぎ、高邁《こうまい》なるは花崗岩に属し（秩父岩より組成せる甲斐の白根山系を除く）」とあるのを読んで、甲斐に白根なんていう山があるかしらんと思った、こ....
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
て、麻痺した私の神経は、急に幾倍の鋭さを加え、杖を力に延び上って、日本アルプス大山系を手招きして小躍りした。 「寒いも寒いが、見晴しも大したもんだ……」と私の方....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
の三筋に塗られ、南の方木曾山脈は、鳶色の上著に白雪の襟飾りをつけ、遥かに遠く赤石山系は、鼠がかった雲の中に沈没している、常念岳や、大天井岳は、谷一つの向いに近く....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
を出ると、雲の海は下になって、天子ヶ岳の一脈、その次に早川連巓の一線、最後に赤石山系の大屏風が、立て列なっている。富士の噴出する前から、そこに居並んで、もっとも....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
発するものである。次いで、Lech を合する。Lech も南バイエルンのアルプス山系に源を発し、その道に Augsburg の市がある。それから東の方に辿ると、....
「リギ山上の一夜」より 著者:斎藤茂吉
舎を出て、後ろの方にある丘にのぼって行った。この丘は展望が好く利くので、アルプス山系のうねりを観ることが出来る。山系のうねりというのも、高く鋭いのには白雪が降り....
「山の秋」より 著者:高村光太郎
ぎ見るのに都合のいい角度で空にあらわれる。わたくしの小屋のあたりから見ると、北上山系の連山、早池峯山の南寄りの低い山のあたりからのぼりはじめ、一晩かかって南の空....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
一部を掠めて、町の真北を襲っていた。もう一つのあらしは、微かな閃光でもってジュラ山系を照らし、さらにもう一つのあらしは、尖ったモールの山を湖の東に見えなくしたり....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
はない。農鳥でもない、大井川を超えて赤石が見えるのかとも思った。後に聞いたら赤石山系の悪沢岳であった。 私どものゆく道は新道で、旧道七曲峠の方からは白峰もかな....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
、そして満足した。此二者が好個の対照をなしていることは他に類を求められない。赤石山系の水が大井川に集って南の方太平洋に朝するが如く、立山後立山両山脈の水は黒部川....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
高峰毛無山である。此山は海抜六千四百尺を少し超えているに過ぎないが、其頂上は赤石山系即ち南アルプスの山々を展望するに最も適した場所であると思われるから、これに登....