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「山阿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

山阿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の周囲に何の騒がしいことがございますか、後ろを顧みれば、逢坂、長良の山々、前は東山阿弥陀ヶ峯を越しますると京洛の夜の世界、このあたりは多分、山科の盆地、今の時は....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
でございますよ」 一けた間違えられた房総の半島がワキに廻って、当面の風景は、大山阿夫利山《おおやまあふりさん》であり、話題は留守中の人に向っている時、後ろでし....
私本太平記」より 著者:吉川英治
せ」 と、大声で告げていた。 すでに、直義だの、高ノ師泰、師重、南遠江守、畠山阿波守、細川|顕氏などは、先にべつな所から上がっており、尊氏は執事の師直、仁木....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ため都に残し、あとにも兵をおいたので、その軍勢は多くなかった。今川の入道心省、畠山阿波守兄弟、武田陸奥守、二階堂山城ノ判官、千葉ノ介など七、八千をこえていず、と....
山の人生」より 著者:柳田国男
という点が安心ならぬ故に、特に原文のまま抄出して置く。 「出羽国仙北より、水無銀山阿仁と云ふ処へ越ゆる近道、常陸内と云ふ山にて、路を踏み迷ひ炭焼小屋に泊りし夜、....