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山険
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
も、ところがところですから、雪見に転ぶところまでというわけにも参りません、この深
山険路の山で転んでしまったらおしまいですね」 「風流も程度問題ですよ。だが、こう....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
行自在の神通力なんぞは及びもないことでございます故に、つとめて自重を致しまして、
山険と気象に逆らわず、神妙に登山を致し、慎密に下山を致して参るつもりでございます....
「三国志」より 著者:吉川英治
いえ、われは山上の涼地に籠り、鉄壁の険に加うるに、南は大江をひかえ、北は峩々たる
山険を負う。――これ逸をもって労を待つ象。兵法にもこういっておる。――客兵倍ニシ....