山面[語句情報] »
山面
「山面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山面の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「比叡」より 著者:横光利一
いのであるが、それを容易に出来ぬ自分を感じると、一時も早く雪路を抜けて湖の見える
山面へ廻りたかった。 間もなく、今まで暗かった道は急に開けて来て、日光の明るく....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
他の物か、とまれ尋常なものではあるまい。しかるにそれが解らないとあっては、この北
山面目が立たぬ。これはどうでも目付け出さなければならない」 しかしあせれほど、....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
書いてあるが、これは慾斎の誤認で、同山には絶対この種を産しなく、ただ同山にはその
山面の草地にキスゲ一名ユウスゲ一名ヨシノスゲ一名マツヨイグサ(同名がある)すなわ....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
いただき》に放射状、すなわち車輪状をなして咲いているからである。 野外で、また
山面で、また墓場で、また土堤《どて》などで、花が一時に咲き揃《そろ》い、たくさん....
「西航日録」より 著者:井上円了
熱海に比すべき地にして、ロンドン人士の避寒および養病のために輻湊する所なり。 背
山面海望悠悠、月色潮声入客楼、遥認波間光数点、星星都是仏英舟。 (山を背後に海に....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ない。平原はただ一色に緑に染まり、それは麦畑ではなくすべて牧野なのである。) 背
山面海望悠悠、月色潮声入、遥認波間星集散、灯台光底仏英舟。 (山を背後にして海に....