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山鹿素行
「山鹿素行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山鹿素行の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
だ私の小供の時分から覚えている古い寺の傍《そば》だろうとばかり考えていた。それは
山鹿素行《やまがそこう》の墓のある寺で、山門の手前に、旧幕時代の記念のように、古....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
は、今日只今の心です。その心をほかにして、ほんとうに生きる道はないのです。有名な
山鹿素行はまたわれらにこんな言葉をのこしています。 「大丈夫ただ今日一日を以て極....
「青年」より 著者:森鴎外
になるのであるから、元が恐ろしい物であったからと云って、剛がるには当らない。何も
山鹿素行や、四十七士や、水戸浪士を地下に起して、その小さくなったイブセンやトルス....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
在にかけてのあれこれの人物に基く思想を取り上げるならば際限がない。曰く二宮尊徳・
山鹿素行、曰く孔子、曰くニーチェ・ドストエフスキー、曰くハイデッガー、曰くヤスペ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
らっているということを見落としてはならぬ。学者が学問に泥《なず》み、「学の蔽」(
山鹿素行『聖教要録』)を覚らず、学が「知の戦」(西周『知論』)であることを忘れる....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
めたのでござる。その結果四人を目付けました。第一が他ならぬご貴殿でござる。第二が
山鹿素行殿、第三が熊沢蕃山殿、第四が保科正之侯。……で、湖畔で貴殿に会いその人物....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
達に関係がある。数学だけにはかぎらぬが、数学にも関係があった。数学以外でいえば、
山鹿素行の兵学におけるごときがそれである。数学においても荒木村英、久留島|義太《....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
ろう。当時の日本人の思索能力は、決して弱かったとはいえない。中江藤樹、熊沢蕃山、
山鹿素行、伊藤仁斎、やや遅れて新井白石、荻生徂徠などの示しているところを見れば、....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
その骨子は、鎌倉武士道の復古だった。また、そのうちには、後期の江戸武士道――
山鹿素行の「士道」だの、山本|常朝の「葉隠」などに研磨されて行った武士道根柢精神....