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「岐阜県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岐阜県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
疑惑」より 著者:芥川竜之介
《じっせんりんりがく》の講義を依頼されて、その間《あいだ》かれこれ一週間ばかり、岐阜県《ぎふけん》下の大垣町《おおがきまち》へ滞在する事になった。元来地方有志な....
西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
んやりM・C・Cの煙をふかしていた。さっき米原《まいばら》を通り越したから、もう岐阜県の境《さかい》に近づいているのに相違ない。硝子《ガラス》窓から外を見ると、....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
一大交代も行なわれた。元来高山中教地は筑摩県の管轄区域であったが、たまたまそれが岐阜県の管轄に改められる時を迎えて見ると、多くの神官は世襲で土着する僧侶とも違い....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
まず琵琶湖の東側に八日市の飛行連隊がある。それから僅か七十キロほど東の方に行った岐阜県の各務ヶ原に、これもまた陸軍の飛行連隊が二つもある。大阪附近も大丈夫だし、....
伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
も、絶えず、一叢の薄雲がかかって、淑ましげに、その美を擁護するかのごとくである。岐阜県××町、――里見稲子、二十七、と宿帳に控えたが、あえて誌すまでもない、岐阜....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
さい」 「そう書いてあるんです……水上氏は、行きどころがないので、郷里へ帰った。岐阜県の恵那の苗木の奥に、崩れ残っている先祖の家に住んで、ガイガー計数管を持って....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
宮城県、北海道などではヤマベと称している。また、ヤモメと言っているところもある。岐阜県から、滋賀県、京都府へかけてはアメノウオ、またはアマゴなどと呼び、中国地方....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
二等銀牌) 同 三十四年 「園裡春浅」新古美術品展出品(一等褒状)「吹雪」第一回岐阜県絵画共進会出品(銅牌)「半咲図」絵画研究大会展出品(銅牌) 同 三十五年 ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いう役を立派に勤め得るものは、やはり彼のほかになかった。 明治二十六年、かれは岐阜県多治見町で興行中に、法界坊の宙乗りから墜ちて片足を挫いた。全治の後も幾分か....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
神奈川県まで。八丈島もこれに入ります。 中部 名古屋市を中心に北は長野県から南は岐阜県まで。 北陸 上は新潟県から、下は福井県までを含みます。 近畿 京都大阪を....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
がいから苦菜だと説明せられている。 それから今一つ、分布の更に弘い方言がある。岐阜県では山に属する北半分、信州でも主として北信の諸郡において、クジナといってい....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
よく保存せられている。もう忘れかかっているからその名称を採録しておかねばならぬ。岐阜県の海津郡などで、ナマコと謂っているのがこの米の汁の普通の名であったらしい。....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
…粉掛地蔵 同 片岡村今市……………………………………………………………大師水岐阜県 揖斐郡谷汲村…………………………………………………………………念仏橋 山....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、それから西南の島々にかけても、同じ日に山の神の祭をするものがある。中部地方でも岐阜県は一般に、霜月七日かまたは寅の日を以て、山の神の出入りの日とし、慎しみ深い....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ない。近畿地方の一部、または中部地方のそちこちに、飯時をケドキという言葉がある。岐阜県の南のほうなどでは、このケドキにたいして、そとでする食事をお茶時といってく....