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岡寺
「岡寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岡寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
同じく粉川寺、四番が和泉の槙の尾寺、五番が河内の藤井寺、六番が大和の壺坂、七番が
岡寺、八番が長谷寺、九番が奈良の南円堂、十番が山城宇治の三室、十一番が上の醍醐寺....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、このことを苦にする。 大和国八木の宿。 東は桜井より初瀬にいたる街道、南は
岡寺、高取、吉野等への道すじ、西は高田より竹の内、当麻《たいま》への街道、北は田....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
で葬って上げていてあるはずなんでございますが、女の方は、早速引取りの親類が大和の
岡寺から参りまして、死にたい死にたいというのを、不寝《ねず》の看《み》とりで引取....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
昏《く》れ、五条野《ごじょうの》あたりで道に迷ったりして、やっと月あかりのなかを
岡寺の駅にたどりつきました…… あすは朝はやく奈良を立って、一気に倉敷を目ざし....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
い金銅観音が、奇妙な微笑を口元に浮かべつつ、台上のところどころにたたずんでいる。
岡寺の観音は半跏の膝に肱をついて、夢みるごとき、和やかな瞑想にふける。それが弥勒....