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「岡崎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岡崎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ある心の風景」より 著者:梶井基次郎
起こさせる。 喬は腰に朝鮮の小さい鈴を提《さ》げて、そんな夜更け歩いた。それは岡崎公園にあった博覧会の朝鮮館で友人が買って来たものだった。銀の地に青や赤の七宝....
東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
道には、蔭に賑やかなものが潜んでいるようにも感じられた。 一度は藤川から出発し岡崎で藤吉郎の矢矧《やはぎ》の橋を見物し、池鯉鮒《ちりう》の町はずれに在る八つ橋....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
一は円山公園から知恩院の前へ抜けて、平安神社の方へ暗い坂道を降りて行った。そして岡崎の公園堂の横から聖護院へ出て、神楽坂を登って秀英塾へ帰った。大学の時計台が十....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
その茶屋の亭主が宗兵衛、女房がお竹、夫婦二人で商売をしていたんです。宗兵衛は三州岡崎の生まれですが、道楽のために家を潰して金谷の宿へ流れ込んで来た者で、女房のお....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
息女一件から五十幾年の後のことで、文久元年の九月とおぼえています」 八丁堀同心岡崎長四郎からの迎えをうけて、半七はすぐにその屋敷へ出かけて行った。それは秋らし....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た人が二人もあるのですから、まあ本当でしょう」 その二人は池田の次男喜平次と、岡崎屋という酒屋のせがれ伊太郎であると、嘉兵衛は説明した。 「だが、狐が人を斬り....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
銀砂子、襖に黄金箔、引手に朱の総を提げるまで手を籠めた……芝居がかりの五十三次。岡崎の化猫が、白髪の牙に血を滴らして、破簾よりも顔の青い、女を宙に啣えた絵の、無....
露肆」より 著者:泉鏡花
客商売とて袖口へ引込めた、その手に一条の竹の鞭を取って、バタバタと叩いて、三州は岡崎、備後は尾ノ道、肥後は熊本の刻煙草を指示す…… 「内務省は煙草専売局、印紙|....
凧の話」より 著者:淡島寒月
のである。 凧にも随分大きなものがあって、阿波の撫養町の凧は、美濃紙千五百枚、岡崎の「わんわん」という凧も、同じく千五百枚を張るのであるという。その他、大代の....
昔のことなど」より 著者:上村松園
ど、如何にも楳嶺先生の性格がよく出てると思います。 楳嶺先生が死なれた年の春に岡崎で第四回内国勧業博覧会がありまして、私は「清少納言図」を出品しましたがその下....
雪柳」より 著者:泉鏡花
続いて、 目白辺の屋敷猫を殺しむくいし事 下谷辺にて浪人居宅|化霊ありし事 三州岡崎宿にて旅人|狒々に逢う事 奥州にて旅人山に入り琴の音を尋ねる事 題を見ただ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
年の十一月興行の中幕で、一番目は「大坂陣諸家記録」、二番目は「伊賀越道中双六」の岡崎と仇討であった。一番目は在来の大阪落城を桜痴居士が改作したもので、団十郎の宮....
松園女史の思い出」より 著者:金子薫園
に 対う半日 私はこの時いい気持になって、蓮月尼の事を話しかけた。「蓮月尼の『岡崎の里のねざめにきこゆなり北白川の山ほととぎす』が私は好きで、その起き臥した跡....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
それを見られるとよい。その歌については『思想』(昭和二年五月・日本文化研究号)に岡崎義恵氏の「正徹」の一文があり、また『国語と国文学』(昭和六年十月・中世文学号....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
並びに行政協定の根本的改訂に、最大の努力をなさねばならぬにかかわらず、吉田総理、岡崎外相は、その都度外交と称せられる、アメリカ追従外交を展開し、日本国家の主体性....