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「岡本かの子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岡本かの子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明日の言葉」より 著者:宮本百合子
。「神の子のような顔をした」兵士達云々と云っている林氏のロマンチシズムの横溢は、岡本かの子氏が昨今うたわれる和歌の或るものとともに、恐らく「神の子」たちの現実的....
作品の血脈」より 著者:宮本百合子
ふだん近くにいない人々にとって、岡本かの子さんの訃報はまことに突然であった。その朝新聞をひろげたら、かの子さんの....
一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
教的慧智」というような論文を書いていることなどである。『三田文学』の十一月号には岡本かの子が「百喩経」という小説を書いていた。パリへ行ってきたことまでもある彼女....
新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
き、家を守り家業にいそしむこそ女であるもののつとめであるとくりかえし歌っている。岡本かの子さんのような芸術家は、和歌に同じような思想をうたい、女の家居の情を描い....
祭日ならざる日々」より 著者:宮本百合子
最もいつわりのなかるべき芸術の仕事をしている女のひとの感情でさえ、たとえば近頃の岡本かの子氏の時局和歌などをよむと、新聞でつかうとおりの粗大な形容詞の内容のまま....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
巴里祭岡本かの子 彼等自らうら淋しく追放人といっている巴里幾年もの滞在外国人がある。....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
を誰かがとりあげても自身の所説は対象となり得ぬように。昨今の批評精神の典型です。岡本かの子の作品その態度に対しても、谷川という人は、もうそろそろそこらへ評価が落....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、そういう貴婦人連の間にあっての境遇、芸術への反映というようなことと、先頃没した岡本かの子の人と作品とがその人の顔を見たときどうしても一つものとなってぴったり感....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
まりになりました。顔ぶれはどういうのかその選びかたが分らないみたいです、女では、岡本かの子、私きり。男では石川、丹羽、石上(新しい人です)そのほか。いろんなとこ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
十 転轍(昭和十二年(一九三七)現代文学の転換期) 十一 人間の像(同)(岡本かの子) 十二 しかし明日へ このような工合です、そして樋口一葉のところ....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
しさもなかったことは、私にとっては不満であった。一刀三拝式の私小説家の立場から、岡本かの子のわずかに人間の可能性を描こうとする努力のうかがわれる小説をきらいだと....
日記」より 著者:宮本百合子
マリオンを少しよむ。 夜、あまり頭よろしからず。『日日』や、五中の返事を書く。岡本かの子氏の詩を『時事』で見る。あの女性のよいところが出て居ると思う。 今日....
明暗」より 著者:岡本かの子
らせる事であった。 梅の樹に梅の花咲くことわりをまことに知るはたはやすからず(岡本かの子詠) 十何年後琴曲界の一方の大家として名を成した北田三木雄の妻智子は....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
な様の「人生解決」のお役に立つことをかたく信じて疑いません。 昭和九年十一月岡本かの子 悲観も突き詰めて行って、この上悲観のしようもなくなると楽観に代りま....
紫式部」より 著者:長谷川時雨
好きでなく、有がたい人が居てくれたものと、ふと、現代の作家に見渡すと、なんとなく岡本かの子さんに、新らしい時代の新らしい感覚、学問、知識の紫式部を何処《どこ》と....