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「岩城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岩城の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
会には允成を召すことになっていた。允成は天保二年六月からは、出羽国|亀田の城主|岩城伊予守隆喜に嫁した信順の姉もと姫に伺候し、同年八月からはまた信順の室|欽姫附....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
十三、二十四と、今年天正の十八年まで六年の間に、大小三十余戦、蘆名、佐竹、相馬、岩城、二階堂、白川、畠山、大内、此等を向うに廻して逐《お》いつ返しつして、次第次....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
はあったが、終に寝たままで幾日か経て藩地の三津浜へ着いた。この海路でまず伊予国の岩城島《いわぎしま》へ着くと、これから城下まで十八里であるが、モウ松山領内に属す....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
して来る者があった。日記にはある巡礼男の同地方から訪ね来たった例をしるしている。岩城家の息女も歌を持ち来たって合点を所望した。伊達の一族も、二百疋を土産として対....
丹下左膳」より 著者:林不忘
、われ知らず口調が鋭かった。 「曲者は手ごわいとみえるが、誰が向かっておる」 「岩城《いわき》と新免《しんめん》にござりますが、なにぶん折りあしくこの霧《きり》....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
。 なぜなら、同人の見聞談として、最初まず、千島ラショワ島に築かれた、峨々たる岩城のこと……、また、そこに住む海賊|蘇古根三人姉弟のこと……、さらに、その島を....
魔像」より 著者:林不忘
やまとのかみ》、松平|周防守《すおうのかみ》、牧野|備中守《びっちゅうのかみ》、岩城播磨守《いわきはりまのかみ》、それにお側御用御取次水野|出羽守《でわのかみ》....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
白餅をもらって食う風があった。それでこの日は彼らをカラスと呼んでいた。前に述べた岩城平の、烏のオノリと同じ風習から出ていると思う。白餅という名は東海道の諸国から....
鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
ら顔が宝石を売った天華堂の主人、三十七、八と思える洋装の美婦人が保険会社の外交員岩城文子である。 「僕は、僕は、こんな脅し文句で絶対に出すのは厭です、昨日ダイヤ....