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岩屑
「岩屑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩屑の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
の中部バルダン渓谷は、一夜にしてその面貌《めんぼう》を改めてしまった。崩れ落ちる
岩屑《いわくず》が、忽《たちま》ちにして渓谷を埋め、かつてはキルギスの絶好の牧場....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
ったのだ。透間もなく密生した石楠を手掛り足掛りとして、表面は圭角の鋭いぼろぼろの
岩屑と変っている岩の間を匐い上り、長いが狭い頂上の突端に立った。三角点の標石があ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
って、逆落しに水が落ちて来る。右は階段状を呈した緩い傾斜地であるが、厚く堆積した
岩屑から成っていることが深く抉られた壁面に現われている幾多の層から判断される。左....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
るかのさまがある。襞という襞は雪に埋められ、堅剛な肌は偃松に掩われて、ざらざらの
岩屑などは何処にも見られない。何という素派らしさであろう、思わずヤアと声をかけて....