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岩手山
「岩手山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩手山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風野又三郎」より 著者:宮沢賢治
ぼく》はどこへでも行くんだよ。」 「支那《しな》へも行ったか。」 「うん。」 「
岩手山へも行ったが。」 「
岩手山から今来たんじゃないか。ゆうべは
岩手山の谷へ泊《....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
が名生の城を攻めるに手間取って居たならば、名生の城で相図の火を挙げる、其時宮沢、
岩手山、古川、松山四ヶ処の城々より一揆《いっき》勢は繰出し、政宗と策応して氏郷勢....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
近の配置が決して単調でなく、大様で少しもせせこましくない変化を豊富に示している。
岩手山は予期以上に立派な愉快な火山である。四辺の温和な山川の中に神代の巨人のごと....
「狼森と笊森、盗森」より 著者:宮沢賢治
威張《いば》ってこのおはなしをわたくしに聞かせました。 ずうっと昔《むかし》、
岩手山が、何べんも噴火《ふんか》しました。その灰でそこらはすっかり埋《うず》まり....
「山の人生」より 著者:柳田国男
気ちがいのようになって商売も打棄てて置いてそちこちと捜しまわった。もしやと思って
岩手山の中腹の網張温泉に出かけてその辺を尋ねていると、とうとう一度だけ姿を見せた....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
頃の歌に残っております。それとよく似た伝説は、奥州の北上川の上流にもありまして、
岩手山と早地峯山とは、今でも仲が好くないようにいっております。汽車で通って見ます....