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岩木山
「岩木山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩木山の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
ヶ岳(二千九百三十二米突)十月 十日 刈田岳(一千八百二十九米突) 十月十四日
岩木山(一千五百九十四米突)十月十五日 八甲田山(一千八百五十二米突)同上
槍....
「故郷」より 著者:太宰治
かった。それこそ胸をおどらせて十年振りの故郷の風物を眺めたものだが。 「あれは、
岩木山だ。富士山に似ているっていうので、津軽富士。」私は苦笑しながら説明していた....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
で、陸奥湾の緑玉潮がぴた/\言う。西には青森の人煙|指す可く、其|背に津軽富士の
岩木山が小さく見えて居る。
青森から芸妓連の遊客が歌うて曰く、一夜添うてもチマ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
置いてある。番人は鑑札を検してから、始て慇懃な詞を使うのである。人が雲表に聳ゆる
岩木山を指して、あれが津軽富士で、あの麓が弘前の城下だと教えた時、五百らは覚えず....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
所々を飛行していたらしい。俗に天狗に掴まれたなどというのは、多くは鷲の仕業で奥州
岩木山の鷲が薩摩の少年をさらって行ったというような、長距離飛行の記録もある。 ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
元の書物は同氏も知らぬという。津軽での話である。 「中村・沢目・蘆谷村と云ふは、
岩木山の※あたりの谷蔭に人語の聴えしまゝ、其声を知るべに谷を下りて打見やりたるに....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
んで来たもので、その跡が琵琶湖になったのだという話がありました。奥州の津軽では、
岩木山のことを津軽富士といっております。昔この山が一夜のうちに大きくなろうとして....