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岩木川
「岩木川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩木川の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
りする男女で一ぱいであった。
古い士族町、新しい商業町、場末のボロ町を通って、
岩木川を渡り、城北三里|板柳村の方へ向うた。まだ雪を見ぬ岩木山は、十月の朝日に桔....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
いた松という少女があった。松は魚屋与助の女で、菊、京の二人の妹があった。この京が
岩木川の種を宿して生んだのが小錦|八十吉である。 保さんは今一つ、柏軒の奥医師....
「鬼」より 著者:吉川英治
皆、減俸に甘んじ、領民は祭礼の行事まで見あわせて、税を稼いだ。 けれど、一夏、
岩木川の氾濫があると、全民は打ちのめされて、また二年か三年は、火あぶりになっても....