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岩槻
「岩槻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岩槻の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
っちゃいかんよ。お禄高は三万石だが、藤堂近江守《とうどうおうみのかみ》様ご分家の
岩槻藤堂《いわつきとうどう》様だ。さあ、忙しいぞ。駕籠だッ。早くしたくをやんな」....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
越後の上杉謙信を頼みたるも、謙信は関東に全力を注ぐ能はざりき。失敗又失敗、本城の
岩槻さへ取られ、はる/″\常陸まで落ちゆきて佐竹義宣をたより、片野に老後の身を寄....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
」 と大はしゃぎ。担ぐようにして奥へ持って行く。 その翌朝、七ツ頃、顎十郎は
岩槻染、女衒《ぜげん》立縞の木綿の着物に茶無地の木綿羽織。長い顎を白羽二重の襟巻....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
じております」
「そうだ。お前も、知っているな。きやつが、久方《ひさかた》ぶりに
岩槻《いわつき》より出府して参って、たずねると申してきている。待たずばなるまい」....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
た。 屋敷続きの畑には第一に馬鈴薯を植えた。それから茄子、トマト、蔓なし隠元、
岩槻根深、小松菜、唐黍など。 そしてこの、園芸の師匠は本家の邦雄さんと呼ぶ農学....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
を調べてみると、とぼし油五合で一百文、白豆四升六合で一百文、白木綿一反で三百文、
岩槻霜降木綿一反が四百文、新諸白(新清酒)二升が百四十八文、上々醤油一樽が四百四....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
であるいは紙で作り、大きいのになりますと長さが五、六間にも及びます。 それから
岩槻と鴻巣とは共に雛人形の産地で有名であります。後者は土俗的な人形でも久しく名を....