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「岸田国士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

岸田国士の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
正義と微笑」より 著者:太宰治
プドフキン「映画俳優論」。コクラン「俳優芸術論」。タイロフ「解放された演劇」。岸田国士「近代劇論」。斎藤市蔵「芝居街道五十年」。バルハートゥイ「チェホフのドラ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
扱った作品だろう。ところが事実、そういう性質の作品が注目を惹きつつあるのである。岸田国士はこの間「風俗時評」という題の作品を発表した。焦点にやや疑問を持つところ....
文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
。林房雄氏は、真面目な文学者評論家は当今意識的に文壇を離れたがっている、と云い、岸田国士氏は文壇が重荷になっている、と明言しておられる。そして、文学が大衆性とか....
今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
ける作家の社会的立場の特異性、貧弱さは、このことにも充分に現われているのである。岸田国士氏等によっても、文学及び作家の真の発展のために文壇が今は妨げとなっている....
おのずから低きに」より 著者:宮本百合子
のから湧いている気持ではなくて、当今、人気作家と云われている作家たちは阿部知二、岸田国士、丹羽文雄その他の諸氏の通りみな所謂《いわゆる》純文学作品と新聞小説と二....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
れる一つの文学集団が形成された。横光利一、片岡鉄兵、川端康成、中河与一、今東光、岸田国士、十一谷義三郎等の諸氏が『文芸時代』の同人であった。このグループの主張す....
人間性・政治・文学(1)」より 著者:宮本百合子
ちがって表現されはじめた。 その一つの例として、最近発足した「雲の会」がある。岸田国士、福田恆存、三島由紀夫、木下順二そのほか相当の数の文学者たちの集団である....
一つの感想」より 著者:宮本百合子
ても、具体的にあすこで深められたものがあったとはいえなかったと思います。例えば、岸田国士等によって言われている、演劇アカデミイの問題で村山知義氏は、基本的な技術....
列のこころ」より 著者:宮本百合子
期の世相の殺気めいたものだと思う。 列の感覚というものは、どうやら違うようだ。岸田国士氏は、日本人が列のきびしさを知らず、前へわりこまれてもそれを黙っているこ....
年譜」より 著者:宮本百合子
部と検事局思想部の露骨な統制のもとにおかれるようになった。翼賛会の初代の文化部長岸田国士、つづいて同じ位置についた高橋健二その他の人々は、文化の擁護のために何事....
交遊断片」より 著者:豊島与志雄
てしまった。 如何にも月の美しい晩だった。 * 或る時或る所で、岸田国士君と落合った。大勢の中だったが、彼はつかつかと私の前にやって来て、こんな....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
、と、なさけない限度を心得ているからである。 芥川賞の委員会で、佐藤春夫さん、岸田国士さんの選者ぶりが、一番私にはおもしろい。お二人ともリリックな、その作品の....
二十一」より 著者:坂口安吾
発狂して巣鴨養保院の公費患者であり、も一人は修三と云って(菱山ではない)之は当時岸田国士、岩田豊雄氏らが組織しかけていた劇団の研究生、共に中学時代の同級生であっ....
わが文学修業」より 著者:織田作之助
して読まれた。 戯曲ではチェーホフ、ルナアル、ボルトリッシュ、ヴィルドラック、岸田国士などが好きで、殆んど心酔したが、しかし、同じクラスに白崎礼三という詩人が....