岸頭[語句情報] »
岸頭
「岸頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
岸頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
如実に一つの道をシッカリと歩んでゆきたいと思っています。そして少なくとも、「生死
岸頭に立って大自在を得る」という境地にまで、すみやかに到達したいと念じている次第....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
して豊かなる伊勢情調が、人を魅殺心酔せしめることを常とする。そうして七里の渡しの
岸頭から、伊勢の国をながむる人の心は、間《あい》の山《やま》の賑やかな駅路と、古....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
しりぞ》かん乎、襲《おそ》うて寒《かん》と饑《き》とは来らん。生死《しょうし》の
岸頭《がんとう》に立って人の執《と》るべき道はただ一《いつ》、誠を尽して天命を待つのみ。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
候なり。船檣の湾内に林立せるありさまは、東洋第一の要港たるの名に背かず。海上より
岸頭を望むに、四階、五階の洋館櫛比せるが、焼余の廃屋のごとくに見ゆるは奇観なり。....