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「峙つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

峙つの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
にして森林、忽ちにして沼池、一径尽くるところ橋ありて通じ、湖海ひろがるところ丘陵峙つの概、かれらの理想説は如此にしてものされ、かれらの自然観は如此にして説明さる....
山の人生」より 著者:柳田国男
ら、用いられたものと思います。ワキモコガはマキムクノの訛り、纏向穴師は三輪の東に峙つ高山で、大和北部の平野に近く、多分は朝家の思召に基いて、この山にも一時国樔人....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
地質調査所の誤りであると信ずる。つまり奥仙丈岳を甲信両国界の朝日岳に、有峰の西に峙つ東笠西笠の別称である鯉鮒山を越中沢岳に擬したのと同一轍に陥ったもので、陸測五....
黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
淵と湛えた水は更に下手で向う側の一層巨大な岩に行手を阻まれ、逆に引返して、中央に峙つ巨岩の為に復も堰かれて二派に分れ、左は二丈ばかり、右は三丈あまりの急湍をなし....