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峡湾
「峡湾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
峡湾の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
』を見失って漂流一月あまり。やっとグリーンランド東北岸の“Koldewey”島の
峡湾に流れついて、通りがかりの船を待っていました」 「その間、ネモ号は」と、ケプ....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
《いっぱい》にしげっている谷の底に、五つ六つ、白い壁《かべ》が見えその谷には海が
峡湾《きょうわん》のような風にまっ蒼《さお》に入り込《こ》んでいました。 「あれ....
「俊寛」より 著者:倉田百三
した砂浜。ところどころに芦荻など乏しく生ゆ。向こうは渺茫たる薩摩潟。左手はるかに
峡湾をへだてて空際に硫黄が嶽そびゆ。頂より煙をふく。ところどころの巌角に波|砕け....
「イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
赤い旗《はた》と、向うのブリキ色の雲とを見たとき、いきなり私どもはスウェーデンの
峡湾《きょうわん》にでも来たような気がしてどきっとしました。たしかにみんなそう云....