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島先
「島先〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島先の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
り》が古藤につれられて始めて田島《たじま》の塾《じゅく》に行った時の様子から、田
島先生が非常に二人《ふたり》をかわいがってくれる事から、部屋《へや》の事、食物の....
「饗応夫人」より 著者:太宰治
、わりに気楽で、物静かな、謂《い》わばお上品なくらしでございましたのに、あの、笹
島先生などが見えるようになってから、滅茶苦茶になりました。 この土地は、東京の....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たびたびそういってきているんですよ。牛込の守屋《もりや》先生、下谷《したや》の高
島先生、いの字を習ったか、ろの字を習ったかしらねえが、両方から二度も三度もお使い....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
先生は、僕等には初めての師範出の若い先生だった。それまでの先生は、尋常四年の時の
島先生を除けば、みないいかげん年とった先生ばかりだった。そして先生は、僕等とほん....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
。この時の戦いにこの浪士達が日頃の恩顧を報じて功を立てて居る。 水野勝成は、鍋
島先登の事を聞くや、五千の軍を整えて、子勝俊の来るのを待った。 勝俊白馬に乗り....
「家」より 著者:島崎藤村
最早子供のある人も有り、妻を迎えたばかりの人も有り、婚約の定まった人も有った。大
島先生という人の勧めから始まって、彼の前にも結婚の問題が起って来た。その縁談を実....
「家」より 著者:島崎藤村
。 「小泉君」 とその紳士の一人が声を掛けた。三吉は幾年振かで、思いがけなく大
島先生に逢った。 割合に込んだ日で、大
島先生は空いたところへ行って腰掛けた。三....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
たち入院患者は塾生と呼ばれる事になっている。すべてここの田島場長の創案らしい。田
島先生がこの療養所へ招聘されて来てからは、内部の機構が一新せられ、患者に対しても....
「豊島与志雄著『高尾ざんげ』解説」より 著者:太宰治
うな教養人の悲しさを、私に感じさせる人は、日本では、(私が逢った人のうちでは)豊
島先生以外のお方は無かった。豊
島先生は、いつも会場の薄暗い隅にいて、そうして微笑....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
この、報効義会というのは、郡司成忠会長のもとに、会員は、日本の北のはて、千島列
島先端の、占守島に住んで、千島の開拓につとめる団体で、龍睡丸は、占守島と、内地と....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
箱根をとばずに、伊豆半島を横切り、駿河湾を横断し、清水辺から陸地にかかって渥美半
島先端から伊勢湾を通過。つまり伊東上空をとんでいたのは旅客機だったことが判った。....
「暗夜の格闘」より 著者:小酒井不木
体の中を見たいと思うのは、見なければならぬ理由があるからです。これから駿河台の岡
島先生のところへ行って、二人の身体をエックス光線でみてもらいますから、すぐ自動車....
「あのころ」より 著者:上村松園
、むかしの型の髪を、なるほどよく考えた、ええ型やな――と思ったものでした。 中
島先生は私の絵に見どころを感じなさったのか、いつでも、しっかり描けよ、と激励して....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
人、ずぬけてえらい天才がいる。油でもコンテでも全然抜群で美校の校長も、黒馬会の白
島先生も藤田先生も、およそ先生と名のつく先生は、彼の作品を見たものは一人残らず、....
「想い出」より 著者:上村松園
えてしまいましたが、幼い私の中に画家を見付け出していろいろ励まして下さいました中
島先生の御恩は一生忘れることが出来ません。 その時分、家の商売は葉茶屋でござい....