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島司
「島司〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島司の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名君忠之」より 著者:夢野久作
州拝みの……」 「シッ……その事じゃ。あの増長者奴が、一昨年の夏、あの宗像大島の
島司になっているうちに、朝鮮通いの薩州藩の難船を助けて、船|繕いをさせた上に、病....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
云えないよ。第一僕の見はり方が悪かったんだから」 二人は相談をした。そうして大
島司法主任には彼が不在だったと報告して、二人で共力して遅くとも三日の中に彼を引き....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
も、無責任な旧幕のものどもが残した禍根でござるのよ、しかもご一新に際して、初代の
島司であった岡本権判官はオロシャの――あかえびすどもの主権をみとめたのでした、当....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
の時である。次いで寧親も八年四月に退隠して、詩歌|俳諧を銷遣の具とし、歌会には成
島司直などを召し、詩会には允成を召すことになっていた。允成は天保二年六月からは、....
「地球要塞」より 著者:海野十三
るように、いいかね」 「は」私は、それを、急ぎ懐中にしまった。 「多分、クロクロ
島司令への命令は、一つとして、困難でないものはないであろう。且《か》つ、今日は大....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
設計以上の出来ばえじゃ」 飛行島建設団首脳部は、いつの間にやら、大航空母艦飛行
島司令官および幕僚となっていた。 「リット閣下のおっしゃるとおりです。この上は、....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ッ/\」 と親指を出しましたので、 文「さては此の島人の居る島に大隅明という
島司が居ると見えるわい、其の人ならば必ず分るであろう、召使同様な此奴が分らぬのも....
「「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
お前」「お前」を連発する。甚だ異様に、かつ不愉快に感じたが、同行の前代議士某君、
島司某君等が余輩の為に、隠岐ではそれが先方に対する最敬語である事を説明してくれて....
「野宿」より 著者:山之口貘
を行くと、一丁程の左側には郵便局があって、その一寸先の突き当りには石垣に囲まれた
島司の社宅がある。その右手の角が産業銀行の支店なのである。銀行とは一つ屋根で、裏....