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島国
「島国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
一
日本は海国で、
島国であるには違いないが、国内には山岳が重畳《ちょうじょう》して、その内部へ入る....
「天馬」より 著者:金史良
泣く気持になり、やはり朝鮮にも来てよかったと思うのだった。内地にくすぶっていては
島国文学しか出来ないと云うのは全くだ。ここに大陸の人々の苦しむ姿がある。箸にも棒....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
そりゃ、当りまえだよ」 「嘘おっしゃい。飛行機もうんとあるし、それにこんな離れた
島国へなんぞ、どうしてそう簡単に攻めて来られるものですか」 「ところが、そうじゃ....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
者は小豆島紋太夫。東邦人の頭領でござる」 「拙者はオンコッコと申すもの。チブロン
島国の酋長でござる」 こう両軍の大将は物々しげに宣り合った。 「何か謎語がござ....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
んとす。キリスト教徒は我が敵なり。 巨財を砂中に埋ずむべからず。南方|椰子樹の
島国に送る。形容は逆蝶。子孫北方に多し。 三羊皮紙に内容を書し亜細亜の天地にこ....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
日本は支那の文化を輸入して僅に最近文化的になったばかりの国であり且東海の叢爾たる
島国である。日本の如きは寧ろ支那の保護国ともいうべきものである。しかるに何んぞ対....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
を心配するからだ。なるほど、他人のことは放って置けばいいのかも知れない。日本人は
島国根性で、偏狭で、すぐ他人のことをとやかく言いたがる。小言幸兵衛が多すぎる。し....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
威の宣揚である。極端な例を挙げれば、醜業婦の渡航を国辱である如く騒ぐは短見者流の
島国的愛国論であって、醜業婦の行く処必ず日本の商品を伴い日本の商業を発達させ日本....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
伝説の教うるところにしたがって、我が皇室の御先祖とともに、高天原なる祖国からこの
島国に渡来したものの後裔、もしくはその皇室から分派し出でたものの後裔だと、自負し....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
いは虚見倭国、秋津洲倭国などの称号が、古く呼ばれた事があった。その大八洲国とは群
島国の義であり、その他も多くは我が国に対する美称として、今一々これを説明するの必要を認めぬ。....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
蝦夷なりについて、十分の知識を有しないが為であります。日本民族とは、前々からこの
島国に居た先住の土人なり、後に海外から多数に移住して来た帰化人なりが、ことごとく....
「西航日録」より 著者:井上円了
のぼりてまず高山を照らす) 山頂の眺望実に壮快を極め、その光景の雄壮なること、
島国人種の想像しあたわざるところなり。北方一帯はヒマラヤ連山をもって囲繞し、畳々....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
うことに対して弁解する必要はない程にも、邦人の知識は進歩しております。いずれこの
島国は、もとは無人島であったでありましょうが、長い間他から人類が移住して来る。偶....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
を移住せしめました。かくの如くして本来その民族を異にする多くの民衆が、この同一の
島国内に雑居して、すべてが一緒になって、わが日本民族は成立したのであります。そし....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
からその存在を認められたもので、それぞれに戸籍もありましたが、その以外に同じこの
島国に住みながらも、国家の戸籍に漏れて、国法上その存在を認められないものがたくさ....