島守[語句情報] » 島守

「島守〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

島守の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
散華」より 著者:太宰治
部隊から発せられたお便りであって、受け取った時には、私はその××部隊こそ、アッツ島守備の尊い部隊だという事などは知る由も無いし、また、たといアッツ島とは知ってい....
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
二 ホンコンと九竜 夜の八時過ぎに呉淞を出帆した。ここから乗り込んだ青島守備隊の軍楽隊が艫の甲板で奏楽をやる。上のボートデッキでボーイと女船員が舞踊を....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
やはり砂のことを云っているし、なお、「八百日ゆく浜の沙も吾が恋に豈まさらじか奥つ島守」(巻四・五九六)、「玉津島磯の浦廻の真砂にも染ひて行かな妹が触りけむ」(巻....
読書遍歴」より 著者:三木清
の中学で外国文学の新知識は、旧姓を永富といい、現在外交評論家として知られている鹿島守之助君であった。鹿島君は私どもよりは一年先輩であるが、令兄が大学で文科をやら....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
我が皇室の尊厳を傷つくるものではあるまいか。 従来の史家の多くは阿曾麻呂の多※島守は彼の前官たる太宰主神よりは高官である。のみならず彼は道鏡の死後直ちに大隅守....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
人に知らせむ 人もをし人もうらめし味けなく世を思ふ故にもの思ふ身は 吾れこそは新島守よおきの海の荒きなみ風心してふけ 限りあればさてもたへける身のうさよ民のわら....
私本太平記」より 著者:吉川英治
送って、ついにここで崩ぜられており、その法皇が詠まれたという、 我れこそは にひ島守よ おきの海の あらき波風 心して吹け の、悲調な一首も島人の胸にまだ生々....
私本太平記」より 著者:吉川英治
れを辱として、自身陣頭に出た。 そして、たちまち、新田がたの両将、堀口貞満、大島守之の二軍を追いしりぞけた。 だが、すぐ敵は逆巻いてきた。 とくにこの手に....