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島村
「島村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島村の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「入れ札」より 著者:菊池寛
人物 国定忠治 稲荷の九郎助 板割の浅太郎
島村の嘉助 松井田の喜蔵 玉村の弥助 並河の才助 河童の吉蔵 闇雲の牛....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れに似寄った話でございます」と、平兵衛はひたいに皺をよせた。「その寮というのは寺
島村の奥で、昼でも狐や河獺の出そうな寂しい所だそうでございます。近い隣りには一軒....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
作がかの女に云った。 「おいおい、この間|巴里から帰って来た社(逸作の勤め先)の
島村君が態々僕に云いに来たんだ。一郎君によく巴里で逢いました。実にしっかりやって....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
ほどのものは見つからなかった。 鹿島槍ガ岳 昭和六年二月十一日 晴霧 鹿
島村午前四・三〇 冷沢徒歩六・一〇 北俣と西俣の出合八・〇〇 スキー・デポ午後一....
「真鬼偽鬼」より 著者:岡本綺堂
山はその下調べをあと廻しにして、他の一件書類を机の上に置きならべた。それは本所柳
島村の伊兵衛殺しの一件であった。 この月の三日の宵に、柳島の町と村との境を流れ....
「新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
に平民労働者の為めに催すと云う従来の演芸会は、総て此の種のものであった。又、若し
島村抱月君が、多少そう云う風に臭わしているように、其の芸術座の演劇が民衆芸術であ....
「入れ札」より 著者:菊池寛
へと、緩い勾配を作っている一帯の高原には、彼の故郷の国定村も、彼が売出しの当時、
島村伊三郎を斬った境の町も、彼が一月前に代官を斬った岩鼻の町もあった。 国越を....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
一人の崇敬者も、ともに童女を用うるをよしという。 そのほか、肥前国|西彼杵郡高
島村、吉本氏より報知せられたる仕方は、前述のものと別に異なることなし。ただ少々他....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
の塁を固うするはやはり同じ性質の思想が累をなすのである。最も近代人的態度を持する
島村抱月君もまた恐らくこの種の葛藤を属々繰返されるだろう。 この殆んど第二の天....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
の小屋へ着いたのは三時頃であったろう。 十二 トンボの小屋は、下湯
島村から一里の、切立ったような山の半腹にあるので、根深き岩の裾を切込み、僅かに半....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
いが、越後においては西蒲原郡弥彦村に※穴、中蒲原郡大形村|海老ガ獺、南浦原郡中の
島村海老島、中頸城郡八千浦村夷浜、同夷浜新田、南魚沼郡浦佐村鰕島、南旭村鰕島新田....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
下されたのはありがたい事でございます」という話に、私はかつて故郷を出際に我が親友
島村清吉という方が私に対し歌を一首送られた、その歌と今ブ師の言うた事とちょうど符....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
視線を賀川市長に向けて語った。 「これからなんですよ、あのね、賀川さん、あなたは
島村信之という方とご昵懇でおられますか? なんでも早稲田を出られた方で、大阪機械....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
起った場所であった。 小島は或いは単に島と云い、維新後付近の石原村と合併して石
島村と云い、今は吉祥院村の大字となっている。石原・佐比・久受原・荒木は、共に桂河....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
の演ぜられた時の感激的な印銘は今もなおあざやかに胸に残っているが、それよりもかの
島村抱月先生の寂しい傷しい死や、須磨子の悲劇的な最期やを思い、更に
島村先生晩年の....