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島陰
「島陰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島陰の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
げる鯱の群れ、海の出来事は総て大きい! 赤い帆が見える! 海賊船だ! 黒い船体が
島陰から出た! 真鍮の金具、五重の櫓、狭間作りの鉄砲|檣! 密貿易の親船だ! 麝....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
敵の末山艦隊は、一隻残らず爆撃です。」 ○ 諸君、こうして紅玉島の
島陰を後にしたA国太平洋艦隊は、堂々と輪型陣をつくって、数千門の大砲を振り立てな....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
いた。塩焼く海士の煙も遠く真直ぐに立騰っていた。眠るような一帆はいつまでも淡路の
島陰にあった。 ある時は須磨寺に遊んで敦盛蕎麦を食った。居士の健啖は最早余の及....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
とし。小嶼を波間に見ること数回なり。 二十八日、快晴。未明、タウンズビル湾前の
島陰に投錨す。八時半、箱形の小汽船に移り、行くこと四マイルにして同市に着す。市街....