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島隠れ
「島隠れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
島隠れの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「書記官」より 著者:川上眉山
が、今しも端山の裾を登り行きぬ。 荻の湖の波はいと静かなり。嵐の誘う木葉舟の、
島隠れ行く影もほの見ゆ。折しも松の風を払って、妙なる琴の音は二階の一間に起りぬ。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
も直さず、後醍醐帝の今の世をさす。 東魚とは、関東の逆臣北条。 しかし、帝の
島隠れをいう――日ノ西天ニ没スルコト――も一年にすぎない。 西鳥が、東魚を呑む....