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「峻坂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

峻坂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
て八、九時間でベイルートに著《つ》く。この距離七十二マイル、その間数千フィートの峻坂を二度上下せにゃならぬとは、驚き入るのほかなし。 『甲陽軍鑑』一六に、馬に薬....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
せる処を通る。径路あるも、然れども予が目には知る事|能わざるなり。数回川を渡り、峻坂を登り、オヨチに至る。此処は最も密樹の繁茂せるの間をくぐるには、鞍にかじりつ....
木曽御嶽の両面」より 著者:吉江喬松
るので、主人のいない家では戸ごと大抵馬を飼うのである。木曾馬といって小形な方で、峻坂の登り降りに最も適している。多くて十四、五頭、少くとも四、五頭は飼わない家は....
武士道の山」より 著者:新渡戸稲造
武士道は斜面緩かなる山なり。されど、此処彼処《ここかしこ》に往々急峻なる地隙、または峻坂なきにしも非《あ》らず。 この山は、これに住む人の種類に従って、ほぼ五帯に....